カテゴリー「読書」の3件の記事

2011/02/25

「WORLD WAR Z」

■最初に「WORLD WAR Z」の事を知ったのはもう何年か前、ホラー映画情報サイトブラッド・ピットディカプリオ制作会社映画化権を争って、ブラッド・ピット側が勝ち取り製作する模様という情報だったと思います。 この「WORLD WAR Z」第二次世界大戦体験談を集めたノンフィクション本に着想を得て、それをゾンビとの世界戦争に置き換えて書かれたという触れ込みでしたw で、その後コンセプトアートなどを見たのも、もうかなり(1~2年)前でそれ以降は何の情報も僕は見ていませんでした・・・;;

で、先日、Amazonで色々と物色していたら、なんと「WORLD WAR Z」日本語訳版が昨年に発売されているではありませんか!!? 早速買って読みましたよー!!w

Dscf6281

読んだ感想は・・・もしもこれを完全に映像化出来たら、ゾンビ映画の歴史が変わるだろう!!とワクワクしました~♪ なんといってもそのスケールの大きさと言ったら!!?? 数百万ゾンビ米軍が正面から戦い、海には2000万~3000万ゾンビ戦争終結後もさ迷い続ける・・・もしもそうなった時、僕らが他の映画で飽き飽きする程見続けたように、いつの間にかほとんどの人間が死に絶えた世界が訪れるのではなく、「WORLD WAR Z」では発生からどの様に感染が広がり、SARS新型インフルエンザのように感染爆発・パンデミックに至り、人々や国家が直面するありとあらゆる問題や困難がこれでもかというほど描き出されていきます。 当然、も使用されます。 最新兵器装備が役に立たない(効率的ではない)数千、数万ゾンビ相手に米軍世界各国軍隊が敗北を喫し、冷血と忌み嫌われるレデカープランを実行し、徐々にゾンビ駆逐していく人類の闘いがじっくりと描かれます。 これが本当に内容を損なわずに完全映画化されるとしたら・・・もう、期待が膨らんで仕方がありませんね~( ´ ▽ ` )ノ (こうして期待した映画は8割くらいの確率で見た後に失望するので、観るのが恐い気もしますが・・・;;w)

「WORLD WAR Z」でなんとなく面白かったのがゾンビ呼称で、以前HOTD(←CLICK)コメント蘭“ヤツら”と呼ぶのにちょっと不自然さを感じると書きましたが、「WORLD WAR Z」ではゾンビはもちろん、やつらもあれば、ザックZヘッド不死者シアフ=グンタイアリ生きた死者食屍鬼、etc・・・国や立場で様々な名称で表現されます。 こういう細かい配慮も僕は好きですね~♪

あとほとんどの話は組織や人々が体験した全体像を語るのですが、何故か日本エピソードは、引き篭もりのネットオタクがマンションの19階からベランダを伝って降り、最後は日本刀を入手する話と盲目老人座頭市よろしくゾンビに立ち向かうという、個人の闘いのみが描かれています(^^;) その後この二人は北海道で出会って“盾の会”なる組織を結成してゾンビと闘っていくのです;;;w その上最後には自衛隊独立部隊として承認されるという、日本人にはちょっとオイオイ;;的な展開も;w (多分、座頭市三島由紀夫(楯の会)新撰組などから着想してるんでしょうね(^^;) これだけで映画が一本撮れそうw)

今回の「WORLD WAR Z」は久しぶりにすごく楽しい読書でした♪ 映画も本当に待ち遠しいですね~!!

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008/09/07

『ひかりの剣』(08/08/26の記事)

以前、旧日記の方でも紹介しましたが、僕のお気に入りの作家の海堂 尊氏の新刊「ひかりの剣」が出たので早速読みましたー! 海堂氏の作品は(今の所)全作の世界観が繋がっていて、お馴染みのキャラクターが活躍したり、ちょっとだけ出てきたりするのをファンは楽しみにしているのです♪ 今回の「ひかりの剣」「ジェネラルルージュの凱旋」のジェネラル・速水と「ジーンワルツ」の清川准教授の医大生時代の熱血剣道ストーリーです。海堂氏といえば“医療ミステリー”ですが、今回は剣道一色です。 少し出てくる病院実習の部分で「ブラックペアン」と同時進行だという事が分かります。

読んだ感想ですが、医療のように命に直結していないので少し緊張感に欠けるような気がしました・・・。あと僕はですが、東城大学病院の面々の話が読みたいので、帝華大学側の章になると面白くないわけではないのですが、集中力が散漫になったような気がしました;;(僕はですよ?;;w) しかし最後に鬼強になったジェネラルはカッコいいですし(素振りしただけでどんだけ強くなってんだ!?ジェネラル!w)、本シリーズ?では東城大学病院長の高階顧問も激強でカッコいいですw(東城大学病院でスナイプ売り込んでる間に裏で熱血剣道ですか!?阿修羅院長!w) 何より高階顧問の「委細かまわず、森羅万象をぶった斬れ」って・・・・カッコういぃーーー!!w で、素振りに専念して鬼のように強くなりますよ!ジェネラル!!w

それにしてもタイトルの「ひかりの剣」はいかがなものでしょうか?; 確かに医学生の男ばかりの中で、白い道着に身を包んだ紅一点、朝比奈ひかり嬢が出てきて、初戦はジェネラルを撃破しますが・・・あくまでも主役はジェネラルと清川の二人ですし・・・、別の意味も含んでいるにしても、なんだか合わないなぁ・・・という感が否めません;(僕はですよ?;;w)

今回もなかなか楽しめましたが、そろそろ本シリーズの方が読みたいです~w いろんな作品の中に伏線のようなものは散りばめられているので、それがどのように繋がるのか楽しみですね~♪

あと関係ないのですが・・・(そう思いたい;;)、「チームバチスタ」の映画版観ました・・・;;;え~~~と・・・・無かった事にっ!!;;;;オペシーンは緊張感が・・・キャラも田口、白鳥、高階はイメージが・・・合わないです;; 田口は性別まで変わっちゃってるので合わないのは当たり前だけど、性別変えちゃったら田口万年講師の絶妙なキャラの立ち位置が全部台無しに・・・;;それならいっそ白鳥の方を女性にしちゃった方が、殴る事も出来ない最悪最強のキャラに仕上がって面白かったのに・・・;;;(氷姫に火喰い鳥が憑依しちゃった感じ?;w) 天才バチスタオペ医師・桐生役の吉川晃司さまは意外と良い感じでしたね~♪ あと何よりも肝心かなめな部分の、切実な医療崩壊や解剖率低下による死因不明社会を生み出した更労省と現代社会への警告の部分がすっぽり抜け落ちて・・・その代わりなのか、レモンティとかソフトボールとか・・・・はうん;;;

| | コメント (3) | トラックバック (0)

『THE ROAD』(08/08/14の記事)

コーマック・マッカーシー氏の「THE ROAD」を読みました。

内容はん~~と・・・絶望と絶望とちょっとの希望(それさえも絶望)と・・・最後に残るのは希望に見せかけただけの逃れられない絶望といった感じでしょうか・・・読後はかなり陰鬱な気分になる作品でした;;(偶然にもマッカーシー氏の原作と知らずに前日に観た「ノーカントリー」も観た後にかなり陰鬱になる映画でしたね・・・(^^;))

僕的には奥さんに絶縁?を言い渡される所が一番胸が苦しくなりました・・・;;そういう状況になった時に奥さんの決断に反論の余地は無いと思うのですが、その時に可愛い我が子を置いていけるものだろうか??

旦那には子供だけが拠所と理解してそういう選択をしたと思うのですが(いや、間違いなく奥さんが旦那の拠所だったのでしょうが、奥さんはそれを子供に押し付けて自分はさっさと降りたと見る方が正解なのかもしれません;;うう、重い;;;)、それでも奥さんの選択条件では絶対逃れられない最後の地獄が我が子に訪れる事を容認できるのだろうか?という点が妙に引っかかってしまいました・・・;;どうしても子供を連れて行こうとするか、もしくは最後まで一緒にいて、我が身を犠牲にしてもその時には子供を送ってやるか・・・それさえも都合のいい、エゴイストな考えなのでしょうか・・・?う~~ん;;深く考えさせられますね・・・。(作品の結果論から言えば、奥さんが全面的に正しいのですが、それも結果論でしかありません。)

(人間よりも遥かに環境適応能力の高い虫や小動物などが死滅する環境下で、人間のみが生き残れるとはとても思えないところは・・・考えないでおきましょう;w)

そういえばこの「THE ROAD」も映画化されていて、撮影はもう終わって11月頃からアメリカで公開されるようです。スチールを見た限りでは原作のあのシーンだと思うくらいなので、かなり仕上がりが楽しみですね~♪(そしてまた、陰鬱に;w)

| | コメント (3) | トラックバック (0)