短刀の補修04 -柄巻き-
■前回で頭の補修?(←クリック)が完成したのでいよいよ柄巻きの本番な訳ですが・・・・最初の-,序章-(←クリック)でも書いたように、現在出回っている柄糸は大体が10mm幅で細いものでも8mm幅程度。 この短刀の柄に巻いてあった元々の柄糸の細さは5mmほど。 したがって巻いていない状態で6mm幅程度の柄糸が必要なわけです。 というのもこの柄の鮫革は普通の柄のように一枚の鮫皮をグルリと巻いてあったり、2枚の短冊状の鮫皮を裏表に貼ってあるのとは違って、必要最低限にしか鮫皮を貼っていないので少しでもズレると下地の木が見えてしまうという非常に厄介なモノなのです;;; 少なくとも人生初の柄巻きのワタクシには非常に難易度が高いと思いますです;;;orz そんな訳で細い柄糸が手に入らないとどうしようもないという事になります・・・・・が、そこは世の中大抵の事はどうにかなるといいますか、探してみると福岡の刀関連の取り扱いショップに6mm幅の柄糸があったので早速購入~♪ ただ、元から巻いてあった薄色のモノはなくて、黒と紺と茶のみ。中で一番薄い色の茶を選びました!
▲さぁ、やるぞっと気合いを入れて柄巻きを始めたのですが・・・・・気づくと写真を撮り忘れていて・・・・このような状態に・・・・;;; しまった;;ほとんど巻き終わってるよ;;;;;;
▲残すは最後の結び部分だけですが、裏側の結びが完了。 ここで数日前に注文していた“しとどめ”が中々届かないのでこの時はここでしばらく休止です;;
▲後日、昭和期製のシトドメが届いたんだけど新品でピカピカだったので、ちょっと時代を付ける為にブラスブラックで少しだけ染めてから頭に取り付けました。
▲それから柄糸を通して反対側の結びをして柄巻きは終了です!! 正直、片手巻きとか全然やり方分からないので完全にテキトーです;;;;
▲最後に目貫をオリジナル同様に接着剤で取り付けました~!! 完全に乾くまでクリップで固定ですっ! そんな訳でどうなる事かとハラハラドキドキの柄巻きがなんとか完成しましたですよ~♪
さぁ、これからは先はちょっと気になる点を補修してから組立ですね~! 続く~w
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